当院は、むし歯を『治す』より、むし歯に『させない』歯科医院を目指しています。むし歯になってしまった場合、むし歯になった原因をそのままにして治療を終えてしまうと、むし歯が再発してしまい、人生の大切な時間を割いて、再度通院することになります。また、むし歯だけでなく、歯周病やその他の口腔内疾患にも原因は存在します。大切なことは、悪くなった原因を、患者さんに理解していただくことです。生活習慣の問題、偏った食生活、歯ぎしりなどの過度な負荷、歯並びや噛み合わせの不良、正しくないセルフケア、全身疾患の有無、喫煙など、原因は患者さんごとに異なります。まずは当院にて、『なぜ歯が悪くなったのか？』を知っていただくことが『予防』の始まりです。
検査
まず、口腔内の検査を行います。口腔内の状態を正確に把握することが、適切な処置へと繋がります。具体的には、口腔内の写真撮影、歯周ポケット検査、レントゲンによる画像診断、磨き残しのチェック、などになります。また、問診にて一人ひとりに合った治療を提案致します。
歯科衛生士によるアドバイス
歯科衛生士が患者さんの状態に合わせて、最適な歯みがき方法、フロスや歯間ブラシなどの活用方法、歯磨き剤の選び方、生活習慣のアドバイスなどを行っております。むし歯や歯周病は生活習慣病の一種です。日々のセルフケア、生活習慣の改善を心掛けることで、効果的な予防につながります。また、フロスや歯間ブラシなどの、補助清掃用具の活用方法もアドバイスいたしますので、ご不明な点がございましたら、ご相談ください。
プロフェッショナルケア(メンテナンス)
プラーク（歯垢）が硬化することで歯石が形成されます。歯石は歯磨きでは除去できず、それが足場となって、さらにプラークの付着を促進してしまいます。歯みがきでは落としきれないプラークや歯石、バイオフィルム（細菌の集合体）、歯の表面の汚れを専用の器具を使って徹底的に除去します。
定期検診
予防の基盤はご自身で行う歯磨き、セルフケアです。ただ、しっかりと磨けているつもりでも、磨き残しは存在します。また、歯周病の原因となる歯石は、除去しても時間とともに再び形成されます。そして、むし歯や歯周病が再発したことに気づかず、長期間放置し重症化した場合、歯を失うことにもつながります。歯と口の健康を保つためには、定期的に歯科医院でメンテナンスを受け、早期発見、早期治療を行うことが大切です。（定期メンテナンスの頻度は、患者さん一人ひとりが持つリスクにより異なります。）
